
何を渡せば相手先は喜んでくれるだろう‥‥‥とチョイスと心配りに苦心する営業職のあなたへ。
【渡すお土産は定番化すべき】です。定番化するとブランディングにも役立ちますから。
お土産を渡しても、
覚えられない現実に気付くべき

ルート営業で取引先に伺う際、お土産を持参するのは自然な流れ。特に若手営業マンなら、「少しでも好印象を残したい」と考えて、菓子折りや話題の品を選ぶことも多いでしょう。
ただし、渡しただけで満足していてはもったいない現実があります。
例えば取引先で、不慣れな新人社員が対応に出た場合。新人ゆえに忙しさの中で受け取った名刺を紛失してしまったり、誰が来たのかも覚えていなかったりするのはよくある話。結果、お土産だけが残り「どこの誰が持ってきたものか」と分からなくなってしまう‥‥‥。せっかくの心遣いが、渡し損に終わるケースも少なくありません。
そのような失敗をなくしたいなら、営業が渡すお土産は定番化がおすすめ。名刺代わりになる「定番のお土産」についてお話します。
「定番のお土産」で印象を残す

渡し損を防ぐために提案したいのが、お土産を「定番(固定化)」に決めてしまう方法です。例えば「虎屋のどら焼き」のような老舗の品を毎回持参するとどうなるか。
最初は「いつも同じものでいいのかな」と思うかもしれません。けれど、あなたが思案する以上の意外な効果を生みます。新人社員が対応したとしても、後日そのお土産を見た上司や同僚が「ああ、○○会社の◆◆さんが来たんだな」とすぐに思い出せるようになりますから。
理由はいたってシンプル。毎回同じものを渡し続けることで、それがあなたの「トレードマーク」になるから。名刺以上の印象を残す道具として、お土産を活用できるわけです。
若手だからこそ
ブランディングが必要

営業経験の浅い若手にとって、取引先に顔と名前を覚えてもらうのは簡単ではありません。営業回りでもベテランなら「いつもの人」で済むところを、キャリアが浅いとまだ顔見知りの域に達していない。だからこそ「お土産を自分のブランディングに使う」意味があります。
私自身、以前は「流行りの品が喜ばれるだろう」と考え、話題性を意識してお土産を選んで渡していました。しかし、ある取引先で「◆◆さんはいつもどら焼きなんですよ」と言葉を聞いたとき、これは一つの武器になると気づきました。お土産がきっかけで、自然と名前を覚えてもらえるのです。
「◆◆さん=どら焼き」のように記憶のマーキングを相手にしておきましょう。
実践のための3ポイント

お土産のブランディング術は難しくありません。次の3ポイントを意識してみてください。
- 定番品を選ぶ:高価すぎず、自分を象徴するような品を決めましょう。老舗の和菓子や地域の名産品などがおすすめです。
- 毎回同じものを渡す:「これが私の定番ですが、よろしければ」と渡す習慣をつけると、自然と印象が定着します。
- 変化を加える場合:マンネリ化(している自分)を避けたいなら、定番品に加えて新商品を少し添えるのも一案です。
マンネリ化が正解なんですけれど、3つ目の「変化を加える場合」は、同じ品を渡し続けることに慣れるまであなた自信の迷いもあるでしょう。なので、心の葛藤が出だしてから「定番+別の品」を試してください。いつか定番のお土産だけでも構わないと気付くはずです。
機械的な作業と勘違いしないように

お土産の定番化=考えないで済む、という訳じゃないですからね。機械的に渡すと勘違いしないでください。
定番化するお土産は、相手先の好みに合わせることが大前提。甘いものが苦手とわかっていながら、毎回甘いものを渡し続けては迷惑ですもの。ルートを引き継いだ時は、先任者から教えてくれるでしょう。イチから開拓の場合、ココに関しては会話で探るなど、あなたの営業力にかかっています。相手を理解する力をフルに使って好みを探り、喜ばれるものを選び続けてください。
お土産を名刺代わりに

営業はお互いの信頼関係が大切です。お土産をただ渡すだけでなく、「○○会社の◆◆」と結びつく名刺代わりのツールに変えられれば、若手でも一歩抜きん出た存在になれますよ。
定番のお土産を選ぶことで得られるメリットをまとめると▼
- 記憶に残りやすくなる:「あのお菓子を持ってくる人」として認識されます
- 不在時も確実に伝言が届く:「いつもの○○を持ってきた方」として伝言が残ります
- 時間とコストの節約:毎回選ぶ手間が省けるタイパが期待できます
- ブランディング効果:あなた個人だけでなく、会社の印象形成にも寄与します
- 長期的な信頼関係の構築:継続的な配慮が相手に伝わり、信頼を深めます
次回の訪問から、お土産の定番化をぜひ試してみてください。取引先で「あのどら焼きの方ですね」と言われたとき、お土産を固定化した効果が実感できるはずです。営業活動において、製品知識や交渉術も大切ですが、こうした「記憶に残る工夫」も重要な差別化要素になります。
あなたならではの「定番お土産」を見つけて、営業成績の向上につなげてください。情報を教えた私も、渡し甲斐があったと喜びたいですから。