元気になれるおすすめの思い出の曲3選

非常にパーソナルな選曲ながら、あなたの参考になればと思い出の歌を公表します。あえて切ない曲から紹介を。
初恋:村下孝蔵
エモーションを掻き立てる昭和歌謡のスマッシュヒットの名曲から選んだのが村下孝蔵の【初恋】スローな曲ながら、良いんですよ。
【初恋】は、いまでも様々なアーティストたちがカバーしているので、原曲を知らなくても聞いているかもしれません。
まず、歌詞が切ない。恋する気持ちを伝えたいけど伝えられずにいる、やきもきとした青春時代を歌っています。
なによりも村下孝蔵の声がきれいすぎる!歌詞の内容と相まって、唯一無二の存在を示していますよ。
雑学として、村下孝蔵のネットでのあだ名は「部長」
地味な見た目が部長感を漂わせているのに、姿から想像できない美声と超絶ギターテクニックで魅了させてくれます。残念なのが、すでに他界されているので、新曲に出会えないこと。
心疲れているときに、あえて切ない歌を聴くと、なぜか心が軽くなることがあります。体験している感情の変化がカタルシス(感情の解放や浄化を指し、特に悲しみを表現することで心の安らぎを得る過程)ってやつか……と感じながら聞いてますね。
歌の中の主人公を演じる自分を楽しむことで、次へと向かってゆける活力が得られるために選曲しました。
学生時代「俺、無敵だし」といったやんちゃな人でなければ、懐かしさと淡い恋心を抱く、誰もが共感できる歌だと判断します。【初恋】で心を掴まれたなら、ノスタルジックを体験できる別の曲の【踊り子】【ロマンスカー】もおすすめしますよ。村下孝蔵自身、【ロマンスカー】は一番のお気に入り曲でしたから。
All I Want:The Offspring
歌い出し一発目の「YA-YA-YA-YA-YA」がキャッチーな、The Offspring(オフスプリング)の【All I Want(オール・アイ・ウォント)】
【オール・アイ・ウォント】、洋楽ながら、なぜか日本のゲーム音楽として使われていたんです(SEGAが出していたクレイジータクシーという、速度制限無視して街中走りまくるドライビングゲーム。繰り返す日常の中、爽快感を味わいたく、深夜にめちゃくちゃプレイしてました)。
2分もない短い歌ですけど、疾走感が圧倒的な一曲。コイツから他の曲へつなげる橋渡し的な存在として聴き続けています。
歌詞は、全ての望みを求める中での内面的な葛藤を描写した焦燥感にあふれています。けれど、英語が分からなければどうでもいいです。むしろわからなくてもよい!勢いだけに耳を傾けましょう!
エネルギッシュなサウンドは、どのように聞いても「元気しかもらえない」良曲としておすすめします。
N.O.:電気グルーヴ
ふざけているのか本気なのかわからない存在、電気グルーヴの【N.O.(エヌ・オー)】をチョイス。この曲は彼らの本気版の部類に入るでしょう。
電気グルーヴ史上、一番売れた【Shangri-La(シャングリラ)】でなく、あえて【N.O.】を選んだ理由は「全否定な暗い歌詞なのに、ポップな音楽性のギャップが心地よい」から。
No!とタイトルでいってるのに、打ち込み音のポップな軽妙さが「理屈ばかりこねくり回しているけど、どうせ何も考えてないんでしょ?」みたいな、アーパーな自虐的に聞こえてくるんですよ。
自虐的な歌が元気になる歌?とお思いでしょうけれど、考え過ぎでしんどくなっている自分に気付かせてくれる、そんな作用を感じています。
ひとつ忠告を。ループして聴き続けると良くないとも思っているので、聴くのはその日一回のみ。あとは別の曲を幅広く聞くように心がけています。
電気グルーヴの良さがわからん!という人にも、この【N.O.】だけはおすすめできる一曲ですぞ。日本よりも海外で評価されがちな彼らの曲を聞いてくださいませ。