皆さん、おはようございます。朝礼のスピーチ、どうですか?「また朝礼当番か……」とため息をついていませんか?実は私も以前は朝礼スピーチが大の苦手でした。でも、ある「コツ」を掴んでからは、朝礼が楽になりました。
今日は、そんな私の経験も交えながら、明日からすぐに使える朝礼ネタを例文付きでお届けします!
最後に、独自の朝礼ネタ探しのアドバイスも提案しているので、期待して読み進めてください。
1. 朝礼って本当に大事なの?
正直、最初は私も「朝礼なんて時間の無駄じゃない?」って思っていました。営業の「一日一成約は当たり前!今日も頑張ります!」といった、無理やりやる気を出させる朝礼でもあるまいし……。けれど、ある日チームの雰囲気が良くなっていることに気づいて……。実は朝礼には、こんな素晴らしい効果があったんです。
- チーム全体の士気アップ!
- コミュニケーションがスムーズに
- 個人のモチベーションが高まる
- 業務の効率化につながる
面倒な朝礼の番が来た……と思わないで、職場の風通しを良くするミッションを受けたと前向きに挑みましょう。
堅苦しく考えすぎないこと。みんなで朝の5分を楽しむ気持ちで臨むのがポイントです。
では次に、朝礼スピーチの組み立て方を伝えますね。
2. スピーチの組み立て方、
実は簡単!事例付きで紹介
「朝礼でスピーチなんて、原稿も作るなんてプロじゃないとムリ……」なんて思っていませんか?実は、簡単な3ステップで印象に残るスピーチが作れるんです。
- イントロダクション:テーマを明確に、聴衆の関心を引く一言を
- メインボディ:具体例を1-2個、論理的に展開
- 結論:要点をまとめ、行動を促すメッセージで締める
人間の集中力の持続時間に関する同じ内容で、1分と5分のスピーチ例を掲載します。
1分スピーチの例
「おはようございます。皆さん、人間の集中力は何分持続すると思いますか?実は約90分なんです(イントロダクション)。今日は、この90分を最大限活用する方法をお話しします。集中時間にはできるだけ重要な業務に取り組み、休憩時間にはリフレッシュを心がけています。例えば、デスクの整理や簡単なストレッチなどを行っています(メインボディ)。というわけで、90分集中・10分休憩のサイクルを意識してみてください。きっと仕事の効率が上がりますよ(結論)。それでは、今日も一日頑張りましょう!」
5分スピーチの例
「おはようございます。皆さん、人間の集中力は何分持続すると思いますか?実は約90分なんです。今日は、この90分を効果的に活用する方法について、最近私が試してみたことをお話しします(イントロダクション)。
まず、90分の集中時間を有効に使うには、自分に合ったリズムを見つけることが大切だと気づきました。私の場合、午前中の時間帯が最も集中できるので、重要な業務をこの時間に行うようにしています。
また、環境整備も効果的だと感じました。デスクの整理や不要な通知の制限など、小さな工夫で集中力が高まります。先日、机の上を整理したところ、作業効率が上がったように感じました。
90分の集中後には、短い休憩を取ることも重要です。私は休憩時間に軽いストレッチをしたり、水分補給をしたりしています(メインボディ)。これらの小さな行動が、次の集中時間への準備になっているようです。
このように、90分集中・10分休憩のサイクルを意識することで、仕事の効率が上がるかもしれません(結論)。皆さんも、自分に合った方法を見つけてみてはいかがでしょうか。それでは、今日も一日頑張りましょう。」
▲という展開で作ってみましょう。1分朝礼であっても5分朝礼であっても、スピーチの展開は「イントロダクション→メインボディ→結論」です。
3. 「今日は何の日?」で
ネタに困らない!
スピーチのネタ探しに四苦八苦……そんな経験、私にもあります。でも、「今日は何の日」を調べるだけで、毎日新鮮なネタが見つかるんですよ。例えば▼
「虫歯予防の日」のスピーチ例
「おはようございます。実は今日、6月4日は『虫歯予防の日』なんです。6と4で「ムシ」、だから虫歯予防デーなんですね。虫歯予防に欠かせない歯ブラシって、毎日使うものだけど、あまり気にしたことはありませんでした。でも、この小さな道具が教えてくれることがあります。それは、小さな積み重ねの大切さ。毎日の小さなケアが、大きな問題を防ぐんです。仕事でも同じですよね。日々の小さな確認や気配りが、大きなトラブルを防ぎます。今日一日、そんな小さな積み重ねを意識してみませんか?」
動物と日付に関連したスピーチ例
今回は、「今日は何の日?」という切り口でお話しします。実は今日8月8日は、「世界猫の日」です。世界猫の日は、猫の福祉を促進し、猫と人間の絆を祝う日です。
この日が制定された背景には、世界中で増加する猫の保護活動があります。特に、野良猫や捨て猫の問題に対する意識を高めるために、この日が設けられました。私たちの身近にも、猫を飼っている方や猫好きの方が多いと思います。猫はその愛らしさで私たちに癒しを与えてくれますが、同時にその命を大切にする責任もあります。
今日は、この「世界猫の日」をきっかけに、猫をはじめとするペットの福祉について考えてみませんか。私たち一人ひとりが、小さな行動からでも、動物の福祉に貢献できることがたくさんあります。皆さんもぜひ、この機会にペットとの共生について考えてみてください。
※一般に知られていなくても、毎日どこかの団体が「○○デー」みたいなのを提唱しています。ネットで「自分が朝礼を担当する日付」で調べると、結構出てきます。今回は動物に関する日にちを取り上げてみました。動物ネタも鉄板ですぞ。
4. 季節のネタで場を和ませよう
季節の変化を取り入れた朝礼スピーチも、ネタ探しに時間がない時に使えて重宝します。
季節ごとのおすすめネタ
四季折々の話題って、なぜかみんなの心に響くんですよね。個人の体験だけれど、誰もが共通する内容だからでしょうね。私も季節の鉄板ネタを使うようになってから、朝礼後の反応がグッと良くなったような気がします。
春のスピーチ例
「おはようございます。最近、通勤路で桜の蕾が膨らんでいるのに気づきました。桜って不思議ですよね。一斉に咲いて、一斉に散る。でも、その準備は冬の間からコツコツと進めているんです。私たちの仕事にも通じるものがあるなと思いました。日々の地道な積み重ねが、やがて大きな成果となって花開く。桜に負けないよう、今日も一歩一歩、着実に前進していきましょう!」
短めの春のスピーチを掲載しました。次に長めの春夏秋冬の朝礼ネタを紹介しますね。
春の朝礼ネタの例文:
新しい環境に飛び込むときの心構え
おはようございます。
春は新しいことが始まる季節です。新生活、新しい職場、新しいプロジェクトに取り組む方も多いでしょう。今日は、新しい環境に飛び込むときの心構えについてお話しします。
新しい環境では、最初は緊張したり、不安を感じたりすることがあるかもしれません。しかし、それは誰にでもあることです。大切なのは、その不安を乗り越え、自分の成長のチャンスと捉えることです。まず、明確な目標を設定し、自分が何を達成したいのかをはっきりさせましょう。そして、小さな成功体験を積み重ねることで自信をつけていくことが大切です。
最後に、オープンな心を持ち、新しい人々や経験を受け入れる姿勢を忘れないようにしましょう。新しい環境は、自分を成長させる絶好のチャンスです。皆さんも、この春、新しいチャレンジに前向きに取り組んでいきましょう。
※季節柄、前向きになりやすいので、スタートを切るような話の展開になりやすいです。自分の若かりし頃の話と絡められるので、ネタ探ししなくていいので楽ですよ。
夏の朝礼ネタの例文:
暑い夏を乗り切るための健康管理
夏の暑さが厳しくなってきましたね。今日は、暑い夏を乗り切るための健康管理についてお話しします。
夏場は、熱中症や脱水症状が起こりやすい時期です。まず、こまめな水分補給を心掛けましょう。喉が渇いたと感じる前に、水やスポーツドリンクを摂取することが大切です。また、バランスの取れた食事も健康管理には欠かせません。ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜や果物を積極的に摂るようにしましょう。
さらに、適度な休息と睡眠も重要です。暑さで疲れがたまりやすいので、しっかりと休息を取り、体をリフレッシュさせることを心掛けましょう。最後に、室内でも適度な運動を続け、体力を維持することも忘れないようにしましょう。
皆さんも、健康に気を付けながら、暑い夏を乗り切っていきましょう。
※夏場の体力低下に警鐘を鳴らす、体調管理の話も、共感されやすいネタです。
秋の朝礼ネタの例文:
紅葉の美しさとその楽しみ方
秋が深まり、紅葉が美しい季節になりましたね。今日は、紅葉の美しさとその楽しみ方についてお話しします。
紅葉は、日本の四季折々の風景の中でも特に美しいものの一つです。赤や黄色に色づく木々は、見るだけで心が癒されます。紅葉を楽しむためには、まず、紅葉スポットを訪れることが一番です。身近な公園や山々には、素晴らしい紅葉が広がっています。
また、紅葉狩りという風習もあります。これは、紅葉を見て楽しむだけでなく、紅葉を背景に散策したり、お弁当を持ってピクニックを楽しんだりすることを指します。紅葉の美しさを堪能しながら、自然の中でリフレッシュすることは、心身の健康にも良い影響を与えます。
皆さんも、この秋、美しい紅葉を楽しみながら、リフレッシュしてみてください。
※忙しくても周りを見渡す余裕をもつ大切さを気付かせる話など、風景の変化はいつでも使えるネタですね。
冬の朝礼ネタの例文:
新年の目標設定と達成のコツ
新しい年が始まりました。今日は、新年の目標設定と達成のコツについてお話しします。
新年の初めに目標を設定することは、非常に大切です。しかし、目標を設定するだけではなく、それを達成するための具体的なプランを立てることが重要です。まず、自分が達成したい目標を具体的に明確にしましょう。目標は、SMART(Specific,
Measurable, Achievable, Relevant,
Time-bound)であることが理想です。
次に、その目標を達成するためのステップを小分けにし、具体的な行動計画を立てます。例えば、月ごとや週ごとに達成すべきことをリストアップし、それを実行していくことで、目標に近づくことができます。また、定期的に進捗を確認し、必要に応じて計画を修正することも重要です。
新しい年は、新たなスタートのチャンスです。皆さんも、自分の目標をしっかりと設定し、計画的に達成に向けて努力していきましょう。
※一年を統括するネタや、来年に向けて、というような展開になりやすい季節。前向きな話と違い閉じるような内容なので、気持ちが引き締まるだけでなく、統括する話が続くと職場が重たい空気になる可能性もあります。
なので他の人と朝礼ネタがかぶらないように気をつけたい。
5. モチベーションアップ!
元気が出るポジティブなスピーチ
時には、チーム全体を元気づけるスピーチも必要です。私が心がけているのは、明るい声のトーンと具体的な励ましの言葉です。
励ましと希望を伝えるスピーチのコツ
- 明るいトーンで話す
- 成功体験や感動的なエピソードを取り入れる
- 具体的なアクションプランや励ましの言葉を伝える
ポジティブなスピーチ例①
「おはようございます。今日は、皆さんにとって特別な日です。なぜなら、今日が新しい挑戦の始まりだからです。先週の苦戦を乗り越えて、今週は新しいプロジェクトがスタートしますね。
どんな困難が待ち受けていても、私たちは一緒に乗り越えられると信じています。一人ひとりの力を合わせれば、きっと素晴らしい結果が待っています。今日も一日、自信を持って頑張りましょう!」
ポジティブなスピーチ例②
「今日は『小さな改善が大きな成果を生む』というテーマでお話しさせていただきたいと思います。
突然ですが、皆さんは『1%の改善』がどれほどの影響を持つか考えたことはありますか?実は、ほんの少しの工夫や見直しが、私たちの仕事やチーム全体に大きな変化をもたらすことがあります。
例えば、以前私たちのチームでは、毎朝のミーティングが延びてしまい、その日のスタートが遅れることがありました。そこで、アジェンダを前日のうちに共有し、各自が準備して臨むようにしたところ、ミーティング時間を15分短縮することができました。その結果、業務開始がスムーズになり、生産性が向上しました。
もう一つの例として、共有ファイルの整理があります。ファイル名やフォルダ構成を統一することで、必要な資料を探す時間が減り、ストレスも軽減しました。些細なことに思えるかもしれませんが、積み重ねると大きな時間節約につながります。
要するに、日々の業務の中で「これを少し変えたらどうなるだろう?」という視点を持つことが大切です。その小さな一歩が、チーム全体の効率や成果を大きく向上させる可能性があります。
私も含めて今日からぜひ、皆さんも身近なところで小さな改善を試みてみてください。一緒により良い職場を作っていきましょう」
ポジティブなスピーチ例③
「今日は『イノベーションの重要性』についてお話しします。『変化は怖い』と思う人もいるかもしれません。でも『変化はチャンス』でもあります。イノベーションとは、新しいアイデアを生み出し、それを実践することです。これは大きな発明だけでなく、日々の業務改善も含まれます。今日は、イノベーションの重要性について、二つの事例を紹介します。
一つ目は、先月の部署横断プロジェクトの例です。異なる部署のメンバーが集まり、それぞれの視点を持ち寄ったことで、従来にない斬新な製品アイデアが生まれました。この経験から、多様な視点を組み合わせることの重要性を学びました。二つ目は、先週のアイデア提案制度の成功例です。ある社員が提案した小さな工程改善が、予想以上の効率化をもたらしました。この事例は、どんな小さなアイデアでも、大きな変化につながる可能性があることを示しています。
イノベーションを促進するには、日々の「気づき」を大切にすることが重要です。例えば『なぜこの作業はこうなのだろう?』『もっと効率的な方法はないだろうか?』と常に疑問を持つこと。そして、そのアイデアを積極的に共有することです。
これらの気付きを活かし、今日から『イノベーター』としての意識を持ってみるべきじゃないでしょうか。どんな小さなアイデアでも構いません。業務改善のヒントや新しい取り組みの提案を、積極的に出してみてください。イノベーションは特別な人だけのものではありません。私たち一人一人が持つ独自の視点や経験が、新しいアイデアの源となります。共に学び、挑戦し、成長する組織を作り上げていきたいです」
6. 朝礼の重要性と効果的な進め方
今までは朝礼ネタのレジュメです。けれどもレジュメに頼っていてはネタ切れになってしまいます。あなたが例文のような話をできるように、ここからは「上手くいく朝礼の基礎」を解説していきますね。
朝礼の重要性とそのメリット
朝礼は、チーム全体の士気を高め、コミュニケーションを円滑にするための重要な場です。毎日の業務開始前に全員が集まり、情報共有や目標確認を行うことで、全体の連携が強化され、共通の目標に向かって一体感を持って取り組むことができますから。
朝礼は個々のモチベーションを高める機会でもあり、業務の効率化にも寄与します。
効果的な朝礼の
進行方法と基本ステップ
- リーダーによる挨拶
- 前日の業務報告や重要な連絡事項の共有
- 当日の目標や計画の確認
- チームメンバーからの報告や意見聴取
- モチベーションを高めるスピーチやエクササイズ
朝礼の骨格を、あなたの職場に合った方法に改善してください。
7. 失敗しない朝礼スピーチの
基本と組み立て方の秘訣
スピーチの基本構成
読み飛ばしているかもしれないので、再度触れておきますね。
- イントロダクション:テーマや目的を明確に
- メインボディ:具体的な事例やデータを交えて展開
- 結論:要点の再確認と行動を促すメッセージ
効果的なスピーチの基本構成は、イントロダクション、メインボディ、そして結論の3つの部分で構成されます。
まず、イントロダクションでは、スピーチのテーマや目的を明確にし、聴衆の関心を引くためのキャッチフレーズや興味深いエピソードを取り入れます。
次に、メインボディでは、伝えたいメッセージを具体的な事例やデータを交えながら展開します。この部分では、論理的な流れを意識し、ポイントを明確にすることが重要です。
最後に、結論では、スピーチの要点を再確認し、行動を促すメッセージで締めくくります。スピーチ全体を通じて、簡潔で明瞭な表現を心掛け、聴衆が理解しやすい内容にすることが成功の鍵ですよ。
成功するスピーチのための
事前準備とリハーサル
テーマの明確化、構成の作成、内容の具体化、リハーサルの実施が重要です。録音して自己チェックしたり、他人からフィードバックをもらうのも効果的です。
話し方のポイント
- 声のトーン:明るくはっきりと
- スピード:ゆっくりと、間を取りながら
- アイコンタクト:聴衆との信頼関係を築く
朝礼と思っても舐めないように!人事査定に影響を与えるかもしれませんから。
声のトーンは「明るくはっきりと」端の人にも聞こえる大きさで話しましょう。
話すスピードも、5分の時間制限も意識しつつ、ゆっくりと間をとりながら話しましょう。急いで話すと、聴き取りにくいだけでなく、自信のなさを聴き手に感じさせてしまいますから。
アイコンタクトも大切です。目を見て話すのが苦手なら、口当たりに視線を向けて、聴衆を見渡しようにすることで、関係性を築く印象を与えます。下を向いて話すと自信の無さだけでなく、声の通りも悪くなりますからやめましょう。
以上の3ポイントを押さえて朝礼に臨んでください。
緊張を解くリラックスできる裏技
普段の会話と違い、フロアの視線をいっぺんに受けるから緊張するのも理解できます。さらに上手くしゃべろうと自分でプレッシャーをかけているから、なおさら緊張の束縛をかけることに……。
最初のほうで伝えたように、リラックスが大事。
「朝礼のコツ」で伝えたように、堅苦しく考えすぎないこと。みんなで朝の5分を楽しむ気持ちで臨むのがポイントです。……けれども緊張するのなら、次のリラックスの裏技を試してください。
- 冷たいものを持っておく:体のほてりを消す
- 緊張を興奮に変えて感じる:どちらも同じだから
- 毎回凄い話ばかりしない:疲れるから
冷たいものを持っておく
著書【Think Fast, Talk Smart 米MBA生が学ぶ「急に話を振られても困らない」ためのアドリブ力】から学んだ情報をシェアしますね。
緊張すると、体が火照ってきます。
なので、朝礼が始まる前に、手のひらを冷やしておくと、ほてりを抑えることになります。朝礼の事前に冷たいペットボトルを握っておくのは効果的な対処法ですよ。
緊張を興奮に変えて感じる
もうひとつの「緊張を興奮に変えて感じる」
緊張も興奮も、体の反応は同じなんです。だったら「これから朝礼スピーチで自分の話術や話す内容で感心させてやろうと興奮している」とマインドチェンジをしましょう。
意識するだけでかなり違いますよ。
毎回凄い話ばかりしない
毎回、皆が感心するような凄い話ばかりしようとしないこと。
良い話をしなきゃ!と考えるからプレッシャーなんです。ネタ探しだけで疲れますもの。それに同僚たちの朝礼の話のレベルの高さも要求しがちになります。なので、あえて程度の低い話もしましょう。
野球で例えると、152キロの投球ができる投手がいたとしましょう。毎回152キロを投げ込んでも、打者がその速さに慣れてしまいます。体力温存だけでなく、計算して時たま120から130キロの速さに抑えた球を投げる、チェンジアップすることで、150キロ台の球を投げると相手に早く感じさせられるんですね。
野球の例え話から分かるように、あえてクオリティの低い話があるから、次回にする「凄い話」がいっそう強いインパクトを与えるような演出となりますよ。
8. 1分間で伝える!
短くても印象に残るスピーチのコツ
3ステップで作る
簡潔で力強いスピーチ構成
もう一度繰り返しておくと▼
- イントロダクション:テーマの明示と関心を引く一言
- メインボディ:主なポイントを簡潔に、具体例を1-2つ
- 結論:要点のまとめと行動を促すメッセージ
1分スピーチの例①
「おはようございます。今日は「ポジティブなマインドセットの大切さ」についてお話しします。私たちの業務は、時には厳しい状況に直面することもあります。そんな時こそポジティブな考え方が大切です。実は先月のクライアントとのミーティングで、難しい問題がありましたが、チーム内で前向きに解決策を提案した結果、信頼を得ることができました。
そのような経験から、前向きな姿勢が、チーム全体の士気を高められた結果といえます。何事も前向きに捉えることで、今日も気持ちを高ぶらせて業務に励みましょう。」
1分スピーチの例②
「おはようございます。今日は「ポジティブなマインドセットの大切さ」についてお話しします。前向きの考えることで、問題解決の道筋が見いだせるのではないでしょうか。日常の業務でも問題が発生した際に「どうすれば解決できるか?」と考えることで、問題解決のヒントの気付きだけでなく、ストレスを軽減し自分自身の成長にも繋がります。ポジティブなマインドセットは、私たちのパフォーマンスを向上させる鍵になります。
なので今日は、ポジティブな視点を持ち続けることを意識してみてください。小さなことでも、前向きに捉えることで、職場の雰囲気が明るくなるはずです。ありがとうございました。」
聴衆の心をつかむ
オープニングとクロージングの例文
オープニング例文:「おはようございます。今日は皆さんにとって大切な朝礼の時間を有意義にするために、短いながらも心に残るお話をしたいと思います。」
クロージング例文:「以上が、今日のスピーチの内容です。皆さんの一日が素晴らしいものになりますように。それでは、今日も頑張りましょう!」
9. 共感を呼ぶ!
感動的なエピソードを交えた
朝礼スピーチ例文
聴衆の心に響くエピソードの選び方
個人的な経験や、誰もが知っている有名な出来事を取り上げ、それに対する感情や学びを共有することで、聴衆の心に響くスピーチを作ることができます。
実際に使える感動的なスピーチ例文
「おはようございます。今日は、私が以前経験したある出来事についてお話しします。ある日、道端で困っている老人を助けたことがありました。その時感じた感謝の気持ちは、今も私の心に強く残っています。この経験を通じて、助け合いの大切さを改めて感じました。」
10. 朝礼スピーチの締めくくり方:
効果的なまとめ方と
エンディングの例文
〆の部分は短めに解説しますね。
まとめ方のポイント
- 要点を簡潔にまとめる
- 強いメッセージを伝える
- 具体的な行動を促す言葉を使う
11. 朝礼のネタ探しのヒント
テクニックについて触れてきましたが、一番気になるのが「朝礼のネタ探し」
今までの例文を使ってくださるのは結構ですけど、もしかして同僚も私のサイトから盗んでいたら、同じ話になっちゃう……という危険性を回避するために、朝礼のネタ探しのヒントも紹介しますね。
- ネットで探す
- メモ魔になっておく
- 読書
冒頭部当たりで紹介した「今日は何の日」くらいは、簡単にネットで探し出せます。あえて程度の低い話探しをするにはちょうど良いですよ。休み時間中に、スマートニュースといったニュースアプリを開いて探してみてください。
同僚や知人との会話、TVなどのメディアで気付いたことを、何でもメモするメモ魔になっておくのも良いですね。これぞ自分だけが話せる内容に偶然出会えますから。
最後におすすめするのが、読書です。なんせ「月間朝礼」なんて雑誌もあるくらいですから。読書はネタ探しの王道にして、かつ自己成長もできるのが嬉しいですもの。
読書は、朝礼のネタ探しを必然の出会いにするだけでなく、ビジネスアイデアのヒントにもなります。「AI分析でわかった トップ5%社員の読書術」によると、トップ5%社員は、年に50冊近くを読むから上位にいられることがわかります。しかもそのうちの85%はオーディオブック「オーディブル」を利用しているデータもあるほど。知識は力です。ビジネスチャンスといった仕事に関わることや、生活の質も向上することを体験しているから学びに貪欲ですね。
考えてみてください。朝礼のために読書及びオーディオブックで学ぼうと行動する同僚はいますか?朝礼でどうでもいい自分事は話せても、人に学びを与えようとスピーチする人間はいますか?まず、いないでしょうね。2023年の文化庁の調査によると、1ヶ月に1冊も本を読まない人が6割越えなんですから。そんな奴らばかりだからこそ、すこしの行動で大きな差がつきますもの。※令和5年度「国語に関する世論調査」の結果の概要より
毎日隙間時間でも学び続ければ、ある日振り返ってみると自己成長していたたのがわかります。
ネタ探しのために読書し続ければ、本を読まない同僚のなかから出世レースの頭ひとつ抜け出せますし、将来的にヘッドハンティングの声がかかるかも……♪♪
自分の未来を信じるなら、学び続けるべきですよ。
当記事も、読書及びオーディオブックから学んだ知見をもとに書いている情報もありますから。学びは力です。
さいごに
社員の発信力や自己成長の狙いで会社がやらせているとはいえ、朝礼スピーチ、案外楽しいものと受け取るべきですよ。肩の力を抜いて、自分の言葉で語ってみてください。きっと、あなたの言葉がチームの誰かの心に響くはずです。
明日の朝礼が気軽に感じられてきましたか?肩ひじ張らずにがんばってください!