※あくまで経験からの自選なので、その前提を踏まえて読んでください。また、音楽の効果は人それぞれですので、心底辛い時は専門家に相談してください。
同じビジネス仲間として記事著者が強くおすすめする自選の歌・曲を、あなたのために仕事で辛い時に聞くと元気が出る歌として紹介します。
仕事で大きな成功を収めた日もあれば、プレッシャーに押し潰されそうな日もあるのが社会人ですよね。無理やりにでも元気にならないと……と歌に頼りたくなるのもわかります。
私自身、社会人生活の中で多くの苦しい瞬間に直面してきました。その度に特定の音楽を聴くことで、心が軽くなる経験をしてきました。
以上の経験から、当サイトBizBookBeatsらしく、音にまつわる内容を紹介。楽天的なメロディや力強い歌詞は、仕事で疲れたあなたの心を軽くしてくれることでしょう。
前置きよりも、具体的な歌をいち早く知りたいのでしたら、内部リンクから先へお進みください。 > 仕事で辛い時に聞くと元気が出る歌や曲 へ移動
多くのサイトで邦楽の応援ソングが紹介されていますけれど、当記事ではそこらで取り上げていない、一味違う視点で選曲してみました。上位表示されている「曲数だけ多いけど中身のないサイト」じゃないので、期待してください!
おすすめする歌や曲は
「洋楽」「思い出の曲」「ダンスミュージック」
なぜ仕事で辛い時に聞くと元気が出る歌や曲に「洋楽」「思い出の曲」「ダンスミュージック」をおすすめするのかを説いていきます。
邦楽の頑張ろう系の歌で元気になれる?
効果は期待できませんでした
元気になる歌として邦楽から選ぶウェブ記事が多々あるものの、私は懐疑的な立場を取っています。他サイトでの選曲の内容も「コレが元気になれる歌なの???」だったり……ホント、お前らちゃんと聞いて決めてんのかよ、と。
邦楽の「頑張ろう」系の曲でも良いんです。望んでいるように、歌詞の言葉通り頑張れるなら問題ありません。気持ちを引き上げてくれるんならいいんです。
けれど頑張れと言われるメッセージを耳にしても、頑張れていない状態なのだから、自分は駄目なんじゃないか……と、逆にしんどくなるということがありました。言葉があるゆえに、望んでいない方向へ引っ張られてしまう、引き下げてしまいます。
以上の点から、言葉に引っ張られる邦楽をできるだけ避けて、「洋楽」「思い出の曲」「ダンスミュージック」を状況に応じて使い分けています。
高揚感や爽快感のある
メロディーやリズムこそ重要
私は歌詞よりも、「高揚感や爽快感のあるメロディーやリズム」こそ重要である立場です。体験談として、歌詞の入っている曲よりも、純粋に曲だけの方が頭の中にすんなり入ってくる場合が多いんですよね。
もうひとつ重要と感じているのが曲のテンポの速さ。速い曲がベスト。そちらを意識して選んで聴いていると、自分のやる気が奥底から湧いてくる場合が多々ありますから。
あと歌詞があるんだったら特に洋楽がおすすめ 。英語を中心とした洋楽の歌詞は、はっきり言えば私は分かっていません。けれど勢いがある曲調で、しかも歌詞内容はわからないながらなんとなくポジティブな気持ちになっています。分からないながら聴いているうちに気分が高まり、元気になる経験から選びました。
もう1つは思い出の曲。私の多くの場合はゲーム音楽です。今でも聞き返すと、学生時代の楽しかった経験が思い返されます。思い出の曲を聞いてるだけで、気持ちも元気になるということが多いですね。
最後に、音楽としては歌でなく曲ですけれど、テクノのようなダンスミュージック。テンポの速さだけでなく、メッセージ性が無いのが一番の利点と感じています。
言葉によるメッセージ性がないので 、只々テンポの早い曲に身を委ねると、体の底から突き上げてくるような、気持ちを高められることが多いですから。非言語の力を感じられます。
邦楽の「頑張ろう」系の曲は、軽い疲れの場合は効果があるかもしれません。けれど心に強い疲労を感じている時は、かえって負担になる可能性があります。
なので先ほど挙げた「洋楽」「思い出の曲」「ダンスミュージック」の、3つを使い分けて聞くことでやる気を起こしています。参考にしてください。
選曲の前提はココまでとして、私が実際に聞いたなかから「この曲を聞いてる時に気持ちが高まる!元気になれる!」という歌や曲を教えしますね。
仕事で辛い時に聞くと
元気が出る歌や曲
では最初に、元気になれるおすすめの洋楽から紹介しましょう。
元気が出るおすすめの洋楽5選
勢いばかりが伝わってくる洋楽の中、まずはこの曲から!
Hush:Kula Shaker
単純なコードから始まる、Kula Shaker(クーラ・シェイカー)の【Hush(ハッシュ)】
元々はDeep Purple(ディープ・パープル:ハイウェイスターで有名)の楽曲。原曲をより現代的なアプローチがなされており、サウンドのクオリティやアレンジが評価されています。
ではディープ・パープルでなく、クーラ・シェイカー版の【ハッシュ】をおすすめするのか。理由は単純、圧倒的に聴きやすい!
疲れているときに、重たい雰囲気のディープ・パープル版は、ちょっとしんどい。けれどもガレージパンクのようなクーラ・シェイカー版は、いい感じの軽さがあるので聞き続けられるんですわ。
歌詞の内容は、ほんとどうでもいいこと歌っています。なので、洋楽は歌詞の意味よりも、雰囲気を楽しむことをおすすめします。
Uptown Funk:Mark Ronson ft. Bruno Mars
TVでも使われていたから聞いたこともあるかもな、Mark Ronson ft. Bruno Mars(マーク・ロンソン featuring ブルーノ・マース)の【Uptown Funk(アップタウン・ファンク)】
歌詞については書けませんよ、だって意味わからずに聴いてるんですから。とにかくテンション高めるリズムが染み込んできます。
Mr.ブルーノ・マースのハスキーな声とファンクのリズムが心地よく、聴くと自然に踊りたくなるような心持にさせてくれます。終始明るい雰囲気のままで、最期はゴージャスな感想を味わえる、元気を与えてくれる一曲ですぞ。
We Will Rock You:Queen
伝説のバンド、Queen(クイーン)の【We Will Rock You(ウィ・ウィル・ロック・ユー)】
【ウィ・ウィル・ロック・ユー】の歌に関しては、歌詞の内容など多くを語る必要もないでしょう。足踏みの音の繰り返しを耳にするだけで、眠った原始の魂を目覚めさせてくれる一曲です。
同様にStevie Wonder(スティービー・ワンダー)の【Superstition(スーパースティション)】も海外研究で「聴いていると世界一踊りたくなる曲(赤ちゃんですら音に合わせて踊る歌!)」に選ばれているのですが、私は【ウィ・ウィル・ロック・ユー】を推しますよ。
Call Me Maybe:Carly Rae Jepsen
思えば女性ヴォーカルの曲を選んでいなかったので、Carly Rae Jepsen(カーリー・レイ・ジェプセン)の【Call Me Maybe(コール・ミー・メイビー)】をチョイス。
歌の山場は、好き!全面押しの印象を与える同じ歌詞の繰り返し。繰り返すワードが、ただの言葉というよりも、ノリのよくて心地いい音楽の一部として受け取れて、頭からっぽのまま聞き続けられます。
暗い要素一切なし、女性の声で軽快なサウンドが耳に欲しい!というときにおすすめですね。
Love Again:Gregory Dillon
ストリーミングサービスでも多くの再生回数を記録している曲なのが、Gregory Dillon(グレゴリー・ディロン)の【Love Again(ラブ・アゲイン)】
記事内で一番、歌詞に意味なんかあるの?というほど薄い内容の歌。EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)なので当然と言えば当然。MVもわざとどうでもいいような映像にしていたりと、とにかく計算された軽い内容。だからこそ考えずに疾走感のあるメロディーとして心地よく聴き続けられる曲です。コレ、けなしているようで褒めているんですよ!
ポップな曲調にあった歌なので、歌詞があっても非言語な曲を聴いているような感想を抱けます。薄い歌詞でも曲に出来るなら自分も頑張れる、という歪んだやる気が起こるはずですぞ。
元気になれるおすすめの思い出の曲3選
非常にパーソナルな選曲ながら、あなたの参考になればと思い出の歌を公表します。あえて切ない曲から紹介を。
初恋:村下孝蔵
ゲーム音楽でもなければ世代でもないんですけど、昭和のスマッシュヒットの名曲から選んだのが村下孝蔵の【初恋】スローな曲ながら、良いんですよ。
【初恋】は、いまでも様々なアーティストたちがカバーしているので、原曲を知らなくても聞いているかもしれません。
まず、歌詞が切ない。恋する気持ちを伝えたいけど伝えられずにいる、やきもきとした青春時代を歌っています。
なによりも村下孝蔵の声がきれいすぎる!歌詞の内容と相まって、唯一無二の存在を示していますよ。
雑学として、村下孝蔵のネットでのあだ名は「部長」
地味な見た目が部長感を漂わせているのに、姿から想像できない美声と超絶ギターテクニックで魅了させてくれます。残念なのが、すでに他界されているので、新曲に出会えないこと。
心疲れているときに、あえて切ない歌を聴くと、なぜか心が軽くなることがあります。体験している感情の変化がカタルシス(感情の解放や浄化を指し、特に悲しみを表現することで心の安らぎを得る過程)ってやつか……と感じながら聞いてますね。
歌の中の主人公を演じる自分を楽しむことで、次へと向かってゆける活力が得られるために選曲しました。
学生時代「俺、無敵だし」といったやんちゃな人でなければ、懐かしさと淡い恋心を抱く、誰もが共感できる歌だと判断します。【初恋】で心を掴まれたなら、別の曲の【踊り子】【ロマンスカー】もおすすめしますよ。村下孝蔵自身、【ロマンスカー】は一番のお気に入り曲でしたから。
All I Want:The Offspring
歌い出し一発目の「YA-YA-YA-YA-YA」がキャッチーな、The Offspring(オフスプリング)の【All I Want(オール・アイ・ウォント)】
【オール・アイ・ウォント】、洋楽ながら、なぜか日本のゲーム音楽として使われていたんです(SEGAが出していたクレイジータクシーという、速度制限無視して街中走りまくるドライビングゲーム。繰り返す日常の中、爽快感を味わいたく、深夜にめちゃくちゃプレイしてました)。
2分もない短い歌ですけど、疾走感が圧倒的な一曲。コイツを他の曲へつなげる橋渡し的な存在として聴き続けています。
歌詞は、全ての望みを求める中での内面的な葛藤を描写した焦燥感にあふれていますけど、英語が分からなければどうでもいいです。むしろわからなくてもよい!勢いだけに耳を傾けましょう!
エネルギッシュなサウンドは、どのように聞いても「元気しかもらえない」良曲としておすすめします。
N.O.:電気グルーヴ
ふざけているのか本気なのかわからない存在、電気グルーヴの【N.O.(エヌ・オー)】をチョイス。この曲は彼らの本気版の部類に入るでしょう。
電気グルーヴ史上、一番売れた【Shangri-La(シャングリラ)】でなく、あえて【N.O.】を選んだ理由は「全否定な暗い歌詞なのに、ポップな音楽性のギャップが心地よい」から。
No!とタイトルでいってるのに、打ち込み音のポップな軽妙さが「理屈ばかりこねくり回しているのに、どうせ何も考えてないんでしょ?」みたいな、アーパーな自虐的に聞こえてくるんですよ。
自虐的な歌が元気になる歌?とお思いでしょうけれど、考え過ぎでしんどくなっている自分に気付かせてくれる、そんな作用を感じています。
ひとつ忠告を。ループして聴き続けると良くないとも思っているので、聴くのはその日一回のみ。あとは別の曲を幅広く聞くように心がけています。
電気グルーヴの良さがわからん!という人にも、この【N.O.】だけはおすすめできる一曲ですぞ。
心躍るおすすめの
ダンスミュージック3選
メッセージ性がないところこそ素晴らしい!聞けば心弾むダンスミュージックを紹介しますね。単調な曲は避けているので、毛嫌いせず確認ください。
Star Guitar:The Chemical Brothers
コレ、ダンスミュージックなの?と言われると微妙だけれど、聴いているうちに気力が溢れる一曲が、The Chemical Brothers(ケミカル・ブラザーズ)の【Star Guitar(スター・ギター)】
ケミカル・ブラザーズの傑作【Block Rockin' Beats(ブロック・ロッキン・ビーツ)】も良いのですけど、ちょっと表現の強すぎるサウンドなため、疲れているときにはしんどいかも……と感じたので【スター・ギター】をおすすめします。
ロック+テクノを融合させたビックビート(ビックビートなんてジャンル名よりも、尊敬の念を込めて、ケミカルビートというジャンル名にすればいいと今でも思っています)ジャンルの雄、ケミカル・ブラザーズには良い曲ある中、あえて【スター・ギター】を選びました。
サウンドに重たさがなく、小刻みなギタ―フリークスぽさがテンポよいため、BGMとして部屋で流しても良い曲ですね。決め手は、悩み考える努力をなくしてくれる作用を感じるから。MVも音符を表現した変わった映像なので、一度は確認ください。
余談ですけど、ケミカル・ブラザーズの1枚目のアルバム「Exit Planet Dust(さらばダスト惑星)」と2枚目のアルバム「Dig Your Own Hole(ディグ・ユア・オウン・ホール)」の、全曲の展開は素晴らしいの一言。エレクトロビーツを味わいたいなら、ぜひ聞くべし!
Squarepusher Theme:Squarepusher
初期作品ながら名作なのが、Squarepusher(スクエアプッシャー)の【Squarepusher Theme(スクエアプッシャー・テーマ)】
今まで取り上げた方々の中で、売れていない部類の人でしょう。けれど有名無名関係なく、とにかくいい曲なんです!
ジャスとテクノを融合させた表現が一番しっくりきますね。弦楽器とドラムンベースの融和が見事な作品。曲の変調の巧妙さなど、何年も聴いているのに、まったく飽きのこない作りになっています。
そもそもダンスミュージックなのか?……違うでしょうけれど、元気になる曲は間違いない!テクノは単調で苦手……という人であっても「なんかカッコイイJAZZ聴いてる」という感想になることでしょう。
Strings Of Life:Derrick May
聞いてないなら早速聞いてほしい曲が、Derrick May(デリック・メイ)の【Strings Of Life(ストリングス・オブ・ライフ)】
元気になれるから、人生で一番聞いているかもしれないダンスミュージックです。
デトロイト・テクノのキング、デリック・メイが「Rhythim Is Rhythim(リズムの綴りが間違っていますけど、リズム・イズ・リズム、の読み方で合っています)」名義で出した名作中の名作。肉声のないテクノという機械音に、人間らしいアナログの魂を吹き込んだ、メッセージ性のある作品と表現できます。
「仕事で辛い時に聞くと元気が出る歌」記事内で、三番目に古い曲(1987年)なのに、令和の今でもまったく色あせてないのが不思議ですね。当時の音楽評論家も「別の惑星から来た音楽」と表現したのもうなずけます。
ピアノパートから始まり、少しの音のずれをわざと残している曲なのが、人間らしさを感じられて良いんですね。聴くならリズム・イズ・リズム名義の頃よりも、デリック・メイ名義の【ストリングス・オブ・ライフ】にしてください。そちらは洗練されて聴きやすいですよ。
元気が出る歌や曲紹介の最後に
いままで仕事で辛い時に聞くと元気が出る歌や曲を紹介してきました。もっと紹介したい歌や曲があるのですけれど、厳選52選とかになると、「曲多くてどれ聞いていいのかわからない……」と迷わせてしまいますので、11曲程度にしておきます。
どの曲から聴いても結構。もし一番を選んでというのなら、ダンスミュージックの最後に紹介した、デリック・メイの【ストリングス・オブ・ライフ】ですね。繰り返しの単調さが続くようなのに丁度良い所で変調も加えられ、飽きがこない曲の作りが最高。だって、一番の魅力の非言語音楽で元気になれるから良いんですよ。
シャッフル再生で
偶然の出会いも楽しんでみて
ただし、私が危惧しているのは「繰り返し同じ曲ばかり聞き続けること」
元気になりたいからと、お気に入りの曲ばかり聞いていたら、辛い感情などのマイナス要素の記憶が上塗りされて、後々聴いてみると「なんかしんどい」となりそうな予感がしています。思い出の曲に、つらい感情が乗っかると嫌でしょ?
あなたの今後の幸せのために、できるだけ同じ曲ばかり続けて聴かずに、シャッフル再生を心がけてください。人生と同じように、偶然の出会いを楽しみましょう!